お使いのブラウザを更新してください。

Internet Explorer 8.0以下でご覧いただくと正常にページが表示されません。
最新のバージョンにアップデートしてご覧ください。

しょうばら里山スタイル

ふくふく牧場 福元 紀生さん

ふくふく牧場福元 紀生ふくもと のりおさん

「自然の中で、未来につながる仕事がしたい」という思いから、福島県いわき市で牧場を経営していた福元さん夫妻。しかし東日本大震災と原発事故により、福島を離れることに。ジャージー牛と羊、鶏、そして犬と共に広島県三次市へ避難し、住まいと牛の放牧地を探していたところ、縁あって庄原市口和町を紹介される。事故の被災地からの移住とあって、動物を連れての引っ越しに地元の理解が得られるのか…そんな心配もあったが、自治会役員の人たちが事前に地域に説明を行うなど、福元さんたちが安心して暮らせるようフォローしてくれた。以前の暮らしを取り戻す道のりは遠いが、口和の人たちの気持ちに触れることで、この地に未来への希望を感じることができたことが、移住の決め手となった。

福元さんが実践するのは、牛を放牧して育てる自然循環型の酪農だ。野山を走る牛たちは、避難生活のころとは表情も毛並みのツヤも違うという。放牧には広い土地が必要となるため、飼える牛の頭数は限られる。頭数が少なければ、牛乳の量や味を安定させるのも大変だ。また、放牧で足りないえさは農薬や化学肥料を使わずに自ら牧草を育て、刈り取って与えている。これだけの手間をかけてもこのやり方を貫く理由は、安心して口にできる乳製品をつくり、自然環境に負担をかけない酪農を実践したいから。

保存料や乳化剤を使わない無添加のチーズを提供するチーズ工房も、そんな毎日から生まれた。「環境保護や食と命について考える場も作りたい」と語る福元さん。「土地に負担をかけない暮らしのために、小型水力発電や森の手入れを学んで実践したい」とも。自然と向き合う暮らしは大変なこともたくさんあるが、夢はまだまだ大きく膨らんでいる。

ふくふく牧場

ふくふく牧場

ふくふく牧場:http://fukufuku-farm.com/

里山スタイリスト一覧へ戻る